まちづくりスポット神戸

※みんなのフェスティバルのイベントレポートは『プロといっしょにおまつり運営にチャレンジしよう』のイベント取材ライターに挑戦してくれたメンバーが作成した記事です。本記事はライティング指導をしてくれた「子育てリモートワーク部」岩崎さんの記事です。

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まちスポ神戸、およびブランチ神戸学園都市のオープン10周年を祝って開催された2023年度「みんなのフェスティバル」。

多くの登録会員がブースの出店やステージイベントといった形で参加し、参加したのは計43団体にも及びました。

2日目となった15日（日）はステージイベントがメイン。

大人も子どもも入り混じって、様々な団体による歌やダンスなどの発表が行われました。

最初は緊張気味だった子どもMCたちも午後になるとどんどん声が出始めて、会場をどんどん盛り上げてくれます。

午前中に演技が終わった方々も、会場に残って他の団体さんの歌やダンスを盛り上げていました。

演技を終えた様々な団体さんが、色鮮やかな衣装のまま会場のあちらこちらで楽しそうに踊る姿はまさに「みんなの」フェスティバルという言葉にふさわしい光景です。

すべてのイベントが終了し、いよいよフィナーレ。

MCのかばうまさんがまちスポの運営スタッフさんをステージ前に呼びます。

スタッフの皆さんはなぜか困惑顔。

さらに、スタッフさんの近くにSINGの方々を中心として、様々な登録会員の方々が集まってきました。

中にはここにいる予定ではない昨日の参加団体さんや、今回のイベントには出店していない参加団体さんの姿もあります。

本来スタッフさんが仕切ってまちスポの歌をみんなで歌い、終わるはずだったフィナーレ。

しかし、登録団体さんたちは団体さん同士でやりとりをし、10年間自分たちを支えてくれたスタッフさんに恩返しをするべくこっそり歌とダンスの練習をしていたのです。

登録団体さんたちによるサプライズの歌とダンスのプレゼント。

大人も子どももみんなで練習した笑顔の素敵なパフォーマンスが終わったとき、スタッフさんたちの目には涙がにじんでいました。

いろんな活動をしている登録会員さんたちが誰に強要されるでもなく「みんな」それぞれに楽しみ、イベントを通して自然とつながっていく……

それはまるで、まちスポの目標でもある「様々な団体の橋渡し」が形になった瞬間だったのです。

私は今回、取材体験イベントとして、体験ライターたちと一緒にたくさんの登録会員さんを取材させていただきました。

「取材班でーす！ちょっとお話いいですか？」

とぐいぐい入っていっても、嫌な顔ひとつせず笑顔で迎えて下さって本当にありがたかったです。

今年からまちスポに参加し、まだまだ知らない顔だらけの私ですが、取材中は確かにあたたかな「つながり」を感じることができました。

「ここでつながる　ここからはじまる」

まちスポ神戸の歌の歌詞にもあるように、これまでの10年でのつながりが、これからの10年を作っていきます。

今日生まれた新たなつながりは、きっと何かの「はじまり」になるに違いありません。

改めて、まちスポ神戸10周年、おめでとうございます！

（記事作成：いわさきはるか    写真撮影：ryoko ,  y.matsu ）