イベントレポート
2022年7月24日 10:30〜12:00 LABO大学ゼミ 第3回「マーケティングの果たす役割~コカ・コーラはなぜ1秒間に4万本飲まれるのか~」
2022年度LABO大学ゼミ第3回の講師は流通科学大学副学長 商学部マーケティング学科の清水信年先生です。
講義テーマは「マーケティングの果たす役割~コカ・コーラはなぜ1秒間に4万本飲まれるのか~」。
講義の冒頭は、もしマーケティングのイメージに「商品を売りつける」策略というマイナスイメージがみなさんにあるなら、それを変えたいという先生の話から始まりました。
その後、コカ・コーラのマーケティングとペプシコーラのマーケティングの違いを分かりやすく講義。
「へぇ~」「なるほど」という、人に話したくなる雑学エピソードが盛りだくさん。
個人的には創業時からのコカ・コーラのポスターやチラシを見ながらの解説が面白かったです。
戦前、戦後と社会が変わる中で、コカ・コーラがいかに軸のぶれないマーケティングをし続けてきたかがよく分かりました。
持続可能な社会を目指すうえで、流通や販売形態は大きく変わっていくことが予想されるので、そのあたりに今後どう企業として対応していくのかが気になりますね。
質疑応答では福祉施設の運営や教育業界で応用できるマーケティングの考えた方にについて質問がでるなど、マーケティングが幅広い分野で応用出来る視点であることがわかり、参加者にも新しい発見があったのではないでしょうか。
マーケティングとは「他者(他社、原料提供会社、流通会社、そして顧客)といかにより良い関係を築いていくか」ということである。
そして世の中の様々な情報はマーケティングの結果であり、マーケティングを学ぶ題材や事例はあふれている―――。
あとは以下にアンテナをたて、賢い消費者になるか。
マーケティング初心者には大変分かりやすく、生活と直結する学びが得られる内容でした。
清水先生ありがとうございました!
次回はいよいよ前期の最後の講義、兵庫県立大学名誉教授 野津隆志先生による「心のリフレッシュ~タイの仏教とマインドフルネス」です。
まちづくりスポット神戸 コーディネーターT
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レポートイベント情報
LABO大学ゼミ 第3回「マーケティングの果たす役割~コカ・コーラはなぜ1秒間に4万本飲まれるのか~」
今年度まちづくりスポット神戸では年齢問わず参加できる「地域の学びの場、交流の場」としてLABO大学ゼミを開催致します。前期は近隣の大学より4名の先生方をお迎えして月に1回開催します。
2022年度前期
■5月22日㈰ 杉山精一先生「学びのアプローチ~ネット検索の落とし穴~」
■6月26日㈰ 新保奈穂美先生「まちなかの農園が社会を救う?~欧米と日本の事例から~」
■7月24日㈰ 清水信年先生「マーケティングの果たす役割~コカ・コーラはなぜ1秒間に4万本飲まれるのか~」
■8月28日㈰ 野津隆志先生「心のリフレッシュ~タイの仏教とマインドフルネス~」
- 日時
- 2022年7月24日 10:30〜12:00
- 場所
- まちスポらぼ
- 【参加費】
- 1回1,100円
- 【事前予約】
- 10名
- 【お問い合わせ先】
- まちづくりスポット神戸
078-797-7833
machispo@cskobe.com